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観る・楽しむ
ああ、痛い
五十指。
アンディ、やっちゃうぜ!
アイデンティティの儀式
静寂と私の旅
ミント
手話通訳
東京国際ろう芸術祭 映画コンペティション部門では、応募された数多くの映画の中から厳選された14本の作品を上映します。 14作品のうち12作品の監督がろう者・難聴者、1作品が盲ろう者、そして1作品がコーダです。 観客による投票が行われ、芸術祭終了後に賞が授与されます。
映画 | コンペティション部門
86分
司会者/登壇者 使用言語 :日本手話・国際手話
通訳・文字起こし:国際手話・日本手話・日本語(音声/文字)・英語(文字)
上映日時
2025年11月8日(土) 16:30 上映後舞台挨拶
上映会場
座・高円寺 | 高円寺2
チケット料
大人 1,000円 子ども500円
 
『ああ、痛い』
監督:パーニレ・ヴォークト
出演:ベリンダ・ストー / ミンディ・ドラプサ / フィー・センネルス
2024年 | ノルウェー | ドラマ | 17分 | アジアプレミア
上映言語 :ノルウェー手話
字幕:日本語・英語
クィアであることを受け入れるのは、いつも簡単なことではない。テレーゼがアレックスと出会った日、それを実感することになる。人生で初めて女性に心を開こうとしたその時、彼女の前に思いがけない障害が立ちはだかる ― それは、実の姉だった。2025年 Film'Ôフェスティバル 最優秀女優賞、最優秀撮影賞、最優秀外国映画賞を受賞。
『五十指。』
監督:佐野和海
出演:儀間 勇治 / 松山 由美 / 小山 美由貴 / 太田 真敬 / 佐野 美保 / 伊藤 聖也 / 飯野 恵美 / 田上哲朗 / こうちゃん / 平嶋 萌宇
2025年 | 日本 | 実験 | 8分 | サイレント | ワールドプレミア
上映言語 :日本手話(指文字)
自然言語である手話とは異なる日本の指文字を10人のろう者が表現する。指文字はろう者にとってどのような存在なのか。現代に生きるろう者たちの「五十指」を視覚的に感じ取る実験作品。
『アンディ、やっちゃうぜ!』
監督:クリストフ・コーパル
出演:マンフレッド・シュッツ / アンゲリカ・レッパー / ブラト・アヴラモヴィッチ
2023年 | オーストリア | コメディ | 11分 | アジアプレミア
上映言語 :オーストリア手話
字幕:日本語・英語
手話対応ナビアプリを開発したアンディ、ついにカメラの前でプレゼン開始!……のはずが、低予算チームはクセ強め、初日からプロデューサーとバチバチの空気。果たしてアンディは、このカオスな現場と自分のメンタルを乗り越えて、無事に撮影を終えられるのか!? パリフィルムアワード ゴールドアワード(実験映画部門)、ロンドンムービーアワード シルバーアワード(コメディ部門)などにて上映。2025年 Film'Ôフェスティバル 最優秀俳優賞受賞。
『アイデンティティの儀式』
監督:ユミ・リー
2022年 | アメリカ | アニメ | 4分 | ジャパンプレミア
上映言語 :アメリカ手話
字幕:日本語・英語
卓越した芸術的才能を持ちながらも、圧倒的な音の世界に苦しむろうの子どもを描いた2Dアニメーション作品。1904映画祭 最優秀ナラティブ短編映画賞、パームスプリングス・アニメーション映画祭(ロサンゼルス) アカデミー・オブ・ドリームズ賞受賞など。
『静寂と私の旅』
監督:ジュリアーノ・ロベルト
出演:マルシア・クリスティナ・ロベルト
2021年 | ブラジル | ドキュメンタリー | 20分 | アジアプレミア
上映言語 :ブラジル手話
字幕:日本語・英語
コミュニケーションのすれ違いは、対立や言語、文化の違いから生まれる。本作は、聴者の母親マルシアが、音声による干渉が原因で起こった非コミュニケーションについての体験をろうの息子ジュリアーノ・ロベルトに語っていく。情報やアクセスの不足により、手話をはじめとする異なるコミュニケーション手段を封じ込めてしまう現実に問いを投げかけるドキュメンタリー。サマウマ・ショーケース(CineAlter - アルテル・ド・ション ラテンアメリカ映画祭)公式審査員賞および観客賞の2部門で最優秀作品賞受賞。
『ミント』
監督:トマシュ・グラボフスキ
2025年 | ポーランド | 実験 | 18分 | サイレント | ワールドプレミア
上映言語 :ポーランド手話
字幕:日本語・英語
『MINT』は共通の記憶や夢、手話でつながる複数のろう者たちの内面世界を静かに旅する作品。静止画と詩的なジェスチャーを通して、身体を物語として、無音を気配として、手話を純粋な表現として探求する。音ではなく動きによって言語が息づく世界へと私たちを誘う。
『手話通訳』
監督:MJ キエゴ
出演:エミリー・カタルファモ / アリヴィア・E・コットン / ケイ・ハリー
2023年 | アメリカ | ドラマ | 8分 | アジアプレミア
上映言語 :アメリカ手話
字幕:日本語・英語
授業初日、アメリカ手話通訳者は、近視の教授と生意気な学生という難しい相手に通訳を任され、波乱に満ちた学期の始まりを予感する。
留意事項
下記の映画には、以下の表現が含まれています。あらかじめご了承のうえ、ご鑑賞ください。
『アンディ、やっちゃうぜ!』性的な内容を連想させる表現 (一部)
『ああ、痛い』ホモフォビア(同性愛嫌悪)/人種差別
舞台挨拶について
上映後に以下の本作監督たちによる舞台挨拶を予定しています。
※作品によって出演者などもご登壇する予定です。
パーニレ・ヴォークト
ろう者の女性 /クィアの映画監督。大切な物語に光を当てたいと考えている。
佐野和海
2016年『LISTEN リッスン』映画出演。現在SNSでろう文化について「なぁぜなぁぜぽ」発信中。 2024年ろう映画制作者育成講座にて短編映画『見て。』監督・脚本・編集を務める。今回が初めての映画応募となる。
 
※上映プログラムの情報が変更する場合がございます。予めご了承ください。