東京国際ろう芸術祭 映画コンペティション部門では、応募された数多くの映画の中から厳選された14本の作品を上映します。
14作品のうち12作品の監督がろう者・難聴者、1作品が盲ろう者、そして1作品がコーダです。
観客による投票が行われ、芸術祭終了後に賞が授与されます。
映画 | コンペティション部門
73分
司会者/登壇者 使用言語 :日本手話・フランス手話・韓国語
通訳・文字起こし:国際手話・日本手話・日本語(音声/文字)・英語(文字)
上映日時
2025年11月9日(日) 10:00 上映後舞台挨拶
上映会場
座・高円寺 | 高円寺2
チケット料
大人 1,000円 子ども500円
『別れの光』
監督:オードリー・サングラ
出演:アナイス・ガルドゥー/シャンタル・リエンネル/ジュリア・ペルハット/エマニュエル・ラボリ
2025年 | フランス | ドラマ | 23分 | 東京プレミア
上映言語 :フランス手話
字幕:日本語・英語
変性疾患を患う娘・マルゴーが「人生を終えたい」と告げたとき、母・クリスティアーネは、深い愛情と苦しい選択の狭間で揺れ動く。
2025年韓国・京畿国際SDGs映画祭受賞。
『アイム・ソリ―、わたしはソリ』
監督:ハン・ソリ
出演:ハン・ソリ / チャン・ギル・ヘ
2025年 | 韓国 | ドキュメンタリー | 28分 | モノクロ | インターナショナルプレミア
上映言語 :韓国語
字幕:日本語・英語
私の名前は「ソリ」。韓国語で「音」や「声」を意味し、英語の「sorry」に似ている。祖父の葬儀の直後に発した私の声(ソリ)は、母を苦しめた。謝るどころか自分を正当化している私は、どこかに隠れてしまいたかった。声を発するのをやめようと、そう誓った。 耳が聞こえない母をもつCODAの自伝的ドキュメンタリー。第23回ソウル障害者権利映画祭 観客賞、第26回大邱インディペンデント短編映画祭上映。
『13号室』
監督:レア・ダミアン
出演:ヴィクトール・スネガス/イザベル・アンドジェフスキ/ドリス・トゥルカン/エドゥアール・エフティマキス
2022年 | フランス | ドラマ | 22分 | ジャパンプレミア
上映言語 :フランス手話・フランス語
字幕:日本語・英語
精神科病院で、誰にも聞こえない奇妙な音に悩まされる患者がいた。医師ラスは、その謎を解き明かし、患者を救うために闇と対峙する。
舞台挨拶について
上映後に以下の本作監督たちによる舞台挨拶を予定しています。
※作品によって出演者などもご登壇する予定です。
オードリー・サングラ
ろう者。父の仕事を通じて幼い頃から映像の世界に親しむ。2020年、初のドキュメンタリー作品『A Profession Named Desire』『The Ordinary Life of a Singular Man』(フランス5「l’Oeil et la main」)を発表。
2022年には『Mon père, un homme engagé』を制作し、同年、Illumination Studioと協働して初の短編映画『The Blooming』の脚本・監督を手がける。
2023年にはオレリアン・マンシノと共同で短編映画『19:24』を監督し、同作はFilm’Ôフェスティバルにて、最優秀女優賞、最優秀国内映画賞、観客賞の三冠を受賞。
ハン・ソリ
1995年、韓国ソウル生まれ。2023年より、延世大学コミュニケーション&アーツ大学院にて映画を学ぶ。 初監督作品『私たちが見て聞いたこと』第22回ソウル障害者人権映画祭にて最優秀監督賞を受賞。耳が聞こえない母とCODAとしての自分自身の姿を描く、自伝的ドキュメンタリーをただいま制作中。
※上映プログラムの情報が変更する場合がございます。予めご了承ください。