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観る・楽しむ
デフ・アーツ・アカデミー
- カナダのろう芸術専門研修とは
東京国際ろう芸術祭 フリンジでは、応募された数多くの団体の中から厳選された団体のパフォーマンスやワークショップなどを披露します。 観客による投票が行われ、芸術祭終了後に賞が授与されます。
フリンジ | レクチャー
カナダろう者文化協会(CCSD)| デフ・アーツ・アカデミー(ろう者芸術アカデミー)
講師:カーライル・ロビンソン / マリヤム・ハフィジラド / ジョディ・クリップス博士 / リアン・ギャラント / ドーン・ジャニ・バーリー

75分
制作国:カナダ
使用言語 :国際手話
情報保障:日本手話・音声日本語
開催日時
2025年11月9日(日)11:10
開催会場
座・高円寺 | 阿波おどりホール
チケット料
無料(当日受付)
無料(当日受付)
 
カナダろう者文化協会(CCSD)は、ろう者アーティストのための国際的な専門トレーニングプログラム「デフ・アーツ・アカデミー (DAA)」を立ち上げました。 DAAは、De'VIA(ろう者視点の視覚的芸術)、サインミュージック(Signed Music)、演劇の各分野に焦点を当てた、ろう者アーティストのための世界水準の専門的なトレーニングプログラムです。これらすべては手話言語で行われます。DAAは、リサーチ、教材開発、メンター制度、ワークショップ、講座などを通じて、あらゆるレベルのろう者アーティストを支援し、受賞歴のある公演や展示へとつなげています。
今回は、手話言語によるパフォーミングアーツとして注目が高まっている「サインミュージック(Signed Music)」という注目の分野を特にご紹介します。 プレゼンテーションの後には、以下の3つの分野に関する質疑応答を行います。
①De'VIA(ろう者視点の視覚的芸術)
②サインミュージック(Signed Music)
③演劇
参加者の皆さまとの質疑応答を通して、経験を共有することで、世界中のろうアーティストが専門性を高めていくためにどのような支援ができるかを一緒に探っていきます。 皆様とこの取り組みを共有できることを、心より楽しみにしています。
De'VIA(ろう者視点の視覚的芸術 Deaf View/Image Art)とは
ろう者の視点(Deaf View)や経験、体験を視覚的に表現する芸術運動。1989年、アメリカでろうのアーティストたちによって提唱された。 単に「ろう者がつくったアート」ではなく、手話言語、ろう文化、アイデンティティ、社会的抑圧や解放の感情など、ろう者であることの視点を積極的に反映した芸術として表現されるのが特徴。
カナダろう者文化協会(CCSD)| デフ・アーツ・アカデミー(ろう者芸術アカデミー)
カナダろう文化協会(CCSD)は、カナダのろう文化と芸術の全国的代表機関の非営利団体で1973年に設立された。手話言語やろう者による芸術作品の制作・出版・デジタルプログラムで数多くの受賞歴があり、カナダ国内外で高く評価されている。 CCSDは、次世代のろう者を支援することに力を注ぎ、若手ろう者パフォーミングアーティストへの雇用機会の創出、若手アーティストの功績の称賛、そして手話・芸術・ろう文化を通じたろう者と聴者の相互理解の促進と、ろう者に対するスティグマ(偏見)の軽減を目指している。
講師紹介
カーライル・ロビンソン
CCSDろう芸術ディレクター/デフ・アーツ・アカデミー(DAA)共同設立者/ろうアーティスト
ろう者でクィアのアーティスト。これまでに複数の書籍や出版物で作品を発表している。
マリヤム・ハフィジラド
CCSDろう芸術キュレーター/DAAにてDe’VIA(ろう者視点のビジュアルアート)講師
イラン出身のろうカナダ人であり、国際的に受賞歴のある画家・彫刻家。これまでにイラン、中国、ドイツ、マレーシア、インド、カナダ、アメリカなどで作品を発表。
ジョディ・クリップス博士
サインミュージック講師/研究者
10年近くにわたりサインミュージックの民族音楽学的研究をリードし、サイン言語による音楽ショーケース『THE BLACK DRUM』の研究で特に知られている。
リーン・ギャラント
CCSD全国事務局長/DAA共同設立者
リーダーシップとプロジェクトマネジメントに長けた、情熱的なろう者のファンドレイザー・アドボケイト。エリザベス女王2世ダイヤモンド・ジュビリー・メダルおよび「Deaf Youth Role Model」賞など、国内で数々の表彰を受けている。
ドーン・ジャニ・バーリー
身体表現を専門とするインストラクター
受賞歴のある俳優・翻訳者・演劇コンサルタントで身体表現に関する豊富な経験を持つ。